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南極の氷床の溶解に関する日経サイエンス2003年3月号を読んで

 投稿者:不動明王  投稿日:2003年 2月18日(火)23時35分12秒
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   温暖化現象による西南極大陸の氷床の溶解に対する某投稿者(変な親父さん)の懸念を払拭するために、最新の情報・調査結果による日経サイエンスの最新号の記事を参考までに紹介しておこう。要するに現在の氷解現象ぐらいでは海水面の上昇は大したことはないと言うことで、当方の見解とも符号するものだ。尤も、当方は、氷解により地軸や重心が不均衡になり極移動を発生させた場合には、大変な事態になり得ることを警鐘したもので、その地球的規模の大災害の懸念も、宇宙的大異変や第三次世界大戦の危機と併せて、不思議と神仕組みにより回避されていくものと思われる。

 なお、記事の全文は別途紹介するとして、要約、抜粋は以下の通りである。

『現在では、氷床の縮小速度が予想よりも遅いため、今後100年間で海面の上昇は50cm以下にとどまるという見方が強い。・・・
 ここ数年間のさまざまな現地調査や実験室での研究から,西南極の未来を支配する力について,徐々に両陣営の見方が収束してきた。両陣営ともに,ロス海へ流れ込む氷流は,今のところ一部で恐れられていたほどの脅威ではないという結論に達したのだ。・・・

【意外に小さかった長期的変化】
 5年ほど前から,氷床が以前に予測されたほど小さくなってはいないという証拠が次々と報告されはじめた。・・・
 1968年の分析では,氷床が縮小し,氷の高度が最終氷期当時より950mも低くなったとされていた。だがスタイグがサンプルを改めて調べた結果,高度の差は200mとなり,氷床の縮小はそれほど大幅ではないという結果になった。・・・

 2001年初めまで,西南極の氷床の未来を巡って対立する両陣営の主張は,どちらとも決着がつけられなかった。確実だが互いに矛盾する証拠をともに説明するには,短期的にみれば大きな変動でも,長期的にはそれほどではないことを理解する必要があった。・・・

 その後ロス氷流の動きがさらに詳しく測定され,新たな降雪量とこの地域で失われる氷の量がほぼ同じであることが確かめられた。つまり全体的にみて,現在はほとんど縮小していないことになる。ついに2001年の後半には著者2人を含むほとんどの科学者が,ロス氷流が原因となって氷床が小さくなることは今のところないと認めるようになった。

 これまでに判明した事実に基づいて,慎重にではあるが予言しよう。氷床は後退し続けるだろうが,それはわずか数千年の間だけだ。この予言が正しければ,これまで年間約2mmだった海面の上昇が,西南極の影響によって倍の約4mmとなる可能性がある。つまり,西南極氷床の影響による海面の上昇は,500年ごとにlmにしかならない。・・・

 だが,安心するのはまだ早い。このけた外れの氷床には,30年以上も意表をつかれてきたことを忘れてはならない。まださらなる驚きが隠されているかもしれない。(翻訳協力・千葉啓恵)』
 

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