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3.イラク戦争継続で米国内大混乱からブッシュ政権に暗雲が

 投稿者:香山佳子  投稿日:2003年 7月19日(土)10時01分42秒
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  【現実無視のイラク新法で自衛隊は確実に死ぬ】
 全土が戦闘地域でベトナム戦争化するイラク。ところが、そこに「戦後復興を支援しますよ−。ただし活動は非戦闘地域ですよ−」と自衛隊を派遣するマヌケな法律を作ろうとしている首相がいる。ブッシュのポチ公・小泉である。いったい、どこが戦後で、どこが非戦闘地域なのか。評論家の岡本愛彦氏が言う。

 「参院で審議中のイラク特措法は二重の意味で間違っています。まず、憲法違反の集団自衛権の行使にあたる法律だということ。もう一つは、政府が説明する『自衛隊の活動は非戦闘地域だけ』というのは不可能だということです。イラク全土では、連日、米兵が死んでいる危険地域なのに、米国はその中でも極めて危険な”三角地帯”と呼ばれる中部バラドを自衛隊の活動場所に指定してきました。『米兵が死んでいるのだから、自衛隊も血を流せ』というのが米国の本音なのです。それを分かっていてイラク派兵法を強行する小泉首相はどうかしています」

 福田官房長官は「バラドでの活動は難しい」と及び腰の発言をしているが、イザ派兵したら、四の五の言えないのだ。政府は自衛隊員の死亡給付金を7000万円から1億円に引き上げた。ホンネでは「自衛隊員が死ぬ確率が高い」と思っているのだ。
 こんな異現実とかけ離れたイラク特措法は4日に衆議院通過後、参議院で審議中。ところが、与野党ともにやる気なしで、これじゃあ税金ドロボーだ。
 何度も言う。間違いだらけのイラク戦争には米国の大儀もないし勝算もない。そしてイラン、北朝鮮にも戦争を拡大しようとするブッシュ。そこに忠犬よろしくお供する小泉首相を、国民は本当に支持していいのか。

『前代未聞!』
【CIAのOBがチェイニー副大統領に辞任要求】
「情報のプロが暴いたブッシュ政権のウソ」
 CIA(米中央情報局)のOB職員が組織するVIPS(健全性のための退職諜報者会)が、公開書簡で「元上司」であるチェイニー副大統領の辞任を要求する前代未聞の珍事が起こった。

 ことの発端はイラクの核兵器開発の根拠とされたアフリカニジェールからのウラン購入疑惑だ。ブッシュ大統領は今年1月の一般教書演説でニジェールからの購入を力説したが、これがニセ情報だった。
 ブッシュ政権内では責任のなすり合いが始まり、結局テネットCIA長官が「(演説内容を)承認した責任は私にある」と責任を認めたのは周知の通り。

 これに対し、諜報活動のOB職員がかみついたのである。公開書簡では次のように訴えている。
 「ブッシュ政権の高官たちはウソをつき合い、背中から相手を刺すようにして責任逃れをしてきた。最後にテネットCIA長官がスケープゴートに仕立て上げられた。(中略)責任の所在はチェイニー副大統領にある。イラクのウラン購入を探ろうとしたのはチェイニー副大統領で、本人も昨年8月26日に議会で『フセインが核兵器を手にしようとしている』と述べている。その後、副大統領は何度もCIA本部に足を運び、『その証拠を探せ』とプレッシャーをかけてきた。だが、CIAはその証拠を探せなかった。副大統領と側近は、ニジェール説をでっち上げたまま譲らず、今年の一般教書演説お中に含まれたのだ」

 OBたちの言い分は今、ワシントンでほぼ間違いないと見られている。書簡ではこう結論づけている。「問題はこの情報によって米国が戦争を始めたことだ。そして何千人もの人々が犠牲になった。この責任がチェイニー副大統領にあることは明らかだ。即刻の辞任を強く要請する」
 チェイニー副大統領はノーコメントを貫いているが、”インテリジェンスのプロ”の告発だけに重い。
 小泉首相も知らんぷりは出来ないはずだ。
(ワシントン在住ジャーナリスト・堀田佳男)
 

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