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「ニーチェの馬」を観ました。
今年今までに観た映画ではいちばんよかった。
冒頭の挿話
「ニーチェは鞭打たれ疲弊した馬車馬を見つけると、駆け寄り卒倒した。
そのまま精神は崩壊し、二度と正気に戻ることはなかった…。」
にまず引き込まれた。
その後その馬はどうなったのか?
砂嵐の中を老人を乗せた荷車を引く馬が延々と五分間ほど映る。
荒れ野に建つ一軒の石造りの家に着く。
老人とその娘の二人暮らし。そして一頭の馬。そして生活を支える古井戸が荒野に!
蒸したじゃがいもを食べる。
朝になると娘は荒野にある古井戸に水を汲みに行く。
セリフはほとんどない。
そんな生活の六日間の話。
しかし着実に破滅に死に向かっていく。
馬は何も食べない。
ついには井戸の水が涸れてしまう。
娘も食べなくなる。
六日間の物語は済み七日目は映らない。
人間はつらい中で生きていくのだと思い知らされる。
いろいろと考えさせられる映画でした。
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